2011年4月11日月曜日

「世界の果てで」牡丹江非恋歌の終曲

 
「世界の果てで」      神田晋一郎さんの歌付きのデモ版(貴重品)






あたしや

あたしが知るこの世界の

あるいは世界の果てにあるもの全てが

変わらない ありありとした法則に従っているのなら…



人は歩く意志を失えばその場にしゃがみ 熟れきった果実は大地に落ちて

飛ぶのに疲れた小鳥は梢にとまり 鯨はお腹が空くと水へと潜りだす



そして放たれた銃弾は 誰彼かかまわず体を貫き

生きる物は 苦しみの声を上げ崩れ落ちる



だれもが 不可思議な現実と共にあり 

だれもが まさかの光景を目にするたびに 

粟立つ反応と 苦い想いが沸き起こる

そう、どんなに痛い想いも 抗えきれずに沸き起こる



呟き声は耳に深く染み入り キイキイ声は耳を覆わせ

怒りの罵声は子犬を怯えさせる

喜びは喜びと共鳴しあい 悲しみは悲しみと連なりだす

そして嘆きの声は言葉を載せてどこかでしゃべり出す

  

風運ぶ 想いを乗せて空高く 遠くのどこかの 知らないどこかへ

水流れ 波打ちうねり いつしか流れ去り また流れ来る 
 
 
 
                   作曲 神田晋一郎  作詞 長谷トオル
 
                       

0 件のコメント: