2010年11月26日金曜日

ウンプテンプ・カンパニー第10回公演決定!


次回公演が正式に決まりましたので、いち早く発表します。

昨年、好評の内終演した「血の婚礼」に引き続き、ロルカ三大悲劇の傑作と称される「ベルナルダ・アルバの家」を上演いたします。

開場は再び両国の「シアターΧ」で行います。
2011年9/1~9/4までの6ステージ公演です。

ベルナルダ・アルバ役は新井純、その5人の娘達はウンプテンプお馴染みの女優達が集います。
そう、今回は女だけの芝居なのです。
そして神田晋一郎氏の作曲と生演奏もお楽しみに。

「牡丹江非恋歌」の満州から再びアンダルシアへと戻り、何だか里帰りした感じがします。
また一風変わったウンプテンプ流に味付けしたガルシーア・ロルカの芝居をお見せしたいと思います。

また詳細が決まりましたらお知らせします。

胸を掻きむしられるほど、僕はロルカが好きです。

2010年11月19日金曜日

「牡丹江非恋歌」無事に終演いたしました。

「牡丹江非恋歌」9ステージ公演、つつがなく終わりました。
観に来てくれた大勢の方々、ご尽力くれた人たちには心より感謝致します。

今回は連続公演の谷間にあたる公演だったので、やばいと思い気合いを入れて台本作りに専念しました。

テキストを真ん中において、稽古場が動き始めればとの思いを込め、半年間、資料を読み漁り、何とかちゃんとした本が出来ました。
稽古は案の定大変でしたが、いつしか全員で世界感を共有して自分自身が好きな作品になりました。

終わった瞬間に燃え尽きました。
寄る年波には勝てないものですね。

次回作はもう少ししたら告知します。
これだけは言えます、全く違った作品になる事でしょう。

皆さんお疲れさまでした。

2010年11月15日月曜日

お客の評判は上々。




「牡丹江非恋歌」も残り3ステージのみ、日々かなり手ごたいを感じる上演を続けている。役者もしんどいだろうがもう人踏ん張り、歴史に名を残す勢いで行け行け!

役者は良くやっているのは分かる、がこんなもんじゃあない、もっと高見を目指すぞ、いくら評判が良くても、まだまだ未完成なのだ、やり足りない部分など星の数ほど有るのに、
いま風の演劇を蹴散らすいきおいモットほしい。

2010年11月12日金曜日

「牡丹江非恋歌」無事に初日を迎える

いつものことだが、またばたばたと初日を迎えた。
初日乾杯のたった一口のビールでふらふらと酔った、これも僕の恒例。
芝居の方は無事幕が開い、お客の集中力に助けられた舞台だった。
しかし相手と芝居をするのがどんなに難しいかよく分かった。
役者よもっともっとその事を肝に銘じて、果敢に客席に向かってくれ。
あとは8ステージ、まだまだこの芝居は成長していくだろう、とても楽しみだ。

「牡丹江非恋歌」劇中から

水の流れる音が聞こえてくる。
追い求めた父の後ろ姿は時代の波に飲みこまれ、杳として消えた。
私だけ喘ぎながら息をして、細々と生きている。
あの時、私は何と口づけを交わしたんだろう?
大切な物だった気がする。
…広々とした空を風が遊んでいる。

そこはかとなく深い思いが沸き起こって来る、そんな不思議な芝居です。
まだ席が空いていますので、是非観に来て下さい。